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クロ現 共謀罪

オウム問題に詳しい江川紹子さんが出演。共謀罪サリン事件が果たして止められたか。クローズアップ現代+書き起こしありです。

NHK クローズアップ現代+ 

あなたは賛成?反対?徹底検証 テロ等準備罪

http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3954/index.html

出演者

椎橋隆幸さん (中央大学名誉教授)

江川紹子さん (ジャーナリスト)

稲田清 (NHK記者)

武田真一鎌倉千秋 (キャスター)

+*+ 長いので、一部抜粋 *+*

捜査機関の恣意的な判断について

江川さん:ただ、「うちはハイジャックやりますよ、テロやりますよ」っていう看板掲げてるような団体っていうのはまずないと思うんですね。

そうなると、どこがそういうことを計画しているのかということは、やっぱりかなり幅広く監視をするということになると思うんですね。

そうなったときに、例えば、労働組合運動、基地建設反対、あるいは反原発だとか、そういった市民運動も含めて、そこまでが幅広に監視の対象になって情報収集をされる、あるいはそれで規制をされるということもありうるのではないかと。

この法律がもし出来たから、すぐさま大きく全部何もかもできなくなるというのではないけれども、少しずつ内心の自由とか、表現の自由ということに影響を与えてくる、遅効性の毒みたいな影響があるのではないかなという懸念があります。

+*+*

テロ等準備罪の必要性についての政府の説明、どう考える?

江川さん:条約のことですけれども、条約を批准しても一部を留保するということはできるわけですし、人種差別禁止条約なんかでは、日本は、例えば罰則規定なんかを留保してるわけですよね。

そういうようなことに加えて、そもそもこれが本当にテロ対策として役に立つのかということもやっぱり考えなきゃいけないと思うんですよね。

例えば、オウム真理教地下鉄サリン事件ですけれども、共謀罪があれば防げたというふうに言う人がいますけれども、これは全く間違いで、これは坂本弁護士一家の事件以降の警察の捜査の在り方というものが問題で、そこをまずきちっと見直すっていうことが必要だと思うんですね。

あえて法律の問題を言えば、オウムの事件で言えば、坂本さんの事件のあとに実行犯が仲間割れして、ある実行犯が警察に遺体の場所を送りつけたりして、教団を脅してたりするようなこともあった。

そういう時に例えば組織犯罪の殺人罪で司法取引ができるとか、そういうことがあれば、そこで全部を解明ということも可能だったと思うんですよね。

だからそういうような、むしろ本当に役に立つものをやってほしいというふうに思います。

共謀罪よりも役に立つことがあると思うんですね。

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一変するという見極め、適正に行われる?

江川さん:オウムも別に犯罪をやろうと思ってみんな集まってきているわけではなくて、最後まで多くの信者は犯罪をやってることを知らなかったわけですよね。

そういう集団のどの段階、オウムも変わってきますから、どの段階から一変したっていうのか、そこがよく分からないのと、それを判断するのが捜査機関ということになるわけですよね。

こういうときによく政府は「司法のチェックがあるから大丈夫だ」って、法務大臣もおっしゃってましたけれども、司法のチェックといっても、特に捜査段階のチェックは非常にあてにならないところが実際ありまして、例えば逮捕礼状なんかの却下率っていうのは、今で0.06%ですね。

あるいは捜索差し押さえ令状なんかは0.04%しか却下されない。

そこのところで本当にチェックが働いているのかどうかというところに、やっぱり懸念するところがあります

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小原美由紀さん 書き起こし