読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

『SING』

横浜・赤レンガ倉庫にて毎年恒例の「アフリカン・フェスティバル」に行った後、新宿ピカデリーで『SING』を観る。

オーディションもの割と好きだし好みの曲使われてそうだし……と、しかしさほど期待はせず足を運んだのだが、これがまたとびきりゴキゲンな映画!

事前には、アメリカン・アイドルとかX−FACTORとか○○ Got A Talentみたいな番組をただアニメに置き換えただけなんじゃ……(ズートピアの、現実社会を動物に置き換えた安易さが食い足りなかったのでまたこの手か、現実から題材とってちょいとアニメに置き換えるなんてイージーすぎんだよ、この手の社会問題扱うなら実写で十分だよと思った……でも子供の啓蒙としてはヨシかと)と危惧していたが、予想していたよりずっと遊び心満載で楽しめた。

一曲まるごとから数秒の断片しか使われない曲からBGMまでいずれも新旧様々なジャンルの名曲・ヒット曲をちりばめて聞き所満載だしハリウッドアニメらしく遊び心満載奇想天外でお約束通りのポジティブムービー。

ヒット曲の数々は誰でも知ってる有名どころばっかりで、オッそんな選曲という驚きはないのだが(あるとすればきゃりーぱみゅぱみゅでしょうか……日本のアイドルのバカっぽさをよく衝いてる演出で笑った)とにかく細かいこと言わずに元気をもらって劇場をニコニコ笑って出られるようド直球で楽しませてくれてるとこがいい。(&ディズニーほどノーテンキでないとこもいい)

もう少し動画のディテール(動物の毛や皮膚・衣服などの質感とか)にこだわってもいいのでは……と思わなくもないが、いろんな3DアニメDVDのコメンタリーで「ちょっとしたこだわり」を実現するにはとんでもない費用がかかると繰り返し聞いているのでまあ仕方ないか……もっとこだわればもっと心に響くと思っただけで。十分心には響いてる。ええ欲なんです欲。

ところで劇中「誰も寝てはならぬ」が使われるシーンがあって、そこがハートウォーミングながら笑うとこなんだけどあまりにも歌が良くて泣けてしまって……。

作品の最後は数々の名曲・ヒット曲でつづるコンサートシーンでガンガン大盛り上がって終わり自分もノリノリだったんだがなぜか劇場を出て帰途につきながら頭を巡ってやまないのは「誰も寝てはならぬ」。

なんでだろ? やっぱプッチーニの力は凄いなとか思いながら帰って調べたら……歌い手がパバロッティだった……。

そんな気がしてました。そりゃーーーーー強力(最強)だわ。

(見所なので映画のカットを紹介するのは自粛。)

やー、何回聴いても凄いっすねえ……。

この映画、もうシリーズ第二弾の製作も決まっているそうで。まあなかなか一作目を超えるのは難しいとは思うけど、きっと観に行くと思う。